「メルマガとSNSの違いを、明確に把握できていない」
「メルマガやSNSを連携させて売上を上げる方法を知りたい」
メルマガとSNSの特徴が理解できていないため、双方の違いがわからず、このような悩みを抱えている企業担当者の方は少なくありません。
メルマガもSNSも、ユーザーに情報を届けられるという面では同じですが、伝わる情報の性質や活用するメリット・デメリットが大きく異なります。
この記事では、メルマガとSNSの違いやメリット・デメリットを解説するとともに、両方の特徴を生かした連携方法についてもお伝えします。
メルマガとSNSを上手に連携し、効率よく売上UPを目指すための参考にしてください。
メルマガとSNSの違いは?
メルマガとSNSでは、伝わる情報の性質が違います。
メルマガは、よりプライベートで重要な情報をユーザーに伝えやすく、SNSはリアルタイムでスピード感のある情報伝達に優れている特徴があります。
メルマガとSNSの違いは、メルマガを配信する媒体である電子メールとSNSの違いを考えると理解しやすいでしょう。
電子メール媒体を使ってユーザー本人のメールアドレス宛に配信するため、直接やり取りするようなプライベート感の強い情報を届けられます。
SNSが広まり電子メールの利用頻度は下がったものの、配信文字数に制限がなく情報をもれなく伝えられることから、重要な情報や企業との連絡に多く用いられてます。
ユーザーは、家族や友人はもちろん、企業アカウントやほかのユーザーをフォローして発信されている情報を受け取れます。
ユーザーそれぞれが保有しているSNSアカウントから発信できるため、情報のスピードが速く、拡散しやすいことが特徴です。
このように、メルマガとSNSでは伝わる情報の性質に大きな違いがあります。
そのため、それぞれの特徴に合わせて活用することが重要です。
以下の章では、メルマガとSNS、それぞれを活用する際のメリットとデメリットを紹介します。
メルマガのメリット
メルマガを活用するメリットは、以下の3点です。
- 成約率が高い
- 行動分析ができる
- フォローアップメールで売上向上を図れる
1つずつ詳しく解説します。
成約率が高い
メルマガは興味関心の高い見込み客にアプローチできるため、成約率が高い特徴があります。
メルマガを配信できる相手は、あらかじめメルマガ配信の同意を得ているユーザーに限られます。
ユーザーが同意し、自身のメールアドレスを登録しなければ配信できません。
つまり、メルマガに登録しているユーザーは、配信する企業や情報に対して一定の興味関心を持っている状態と言えるのです。
行動分析ができる
メルマガでは、配信後にユーザーがどのような行動をとったのかを分析し、よりユーザーニーズに合った情報提供が可能です。
同じメルマガを配信しても、ユーザーによって興味を持つ情報は異なるため、配信後の行動には差が出ます。
そのためコンバージョン率を高めるには、過去のメルマガに対するユーザーの開封率やクリック率などを分析し、ターゲットを絞り込んで配信することが重要です。
年齢や性別、購入履歴はもちろん、過去の行動履歴をもとに配信を最適化できるので、高いコンバージョンが期待できます。
フォローアップメールで売上向上を図れる
フォローアップメールで売上向上を図れることも、メルマガを活用するメリットのひとつです。
フォローアップメールとは、ユーザーが起こしたアクションや登録情報をもとにあらかじめ作成したメールを自動配信する手法です。
「ステップメール」や「シナリオメール」とも呼ばれ、ユーザーに合わせた情報の配信によってコミュニケーションを取り、信頼関係を深める効果があります。
たとえば、以下のようなフォローアップメールを配信します。
- ユーザーの誕生月に、特典クーポン付メールを配信する
- 商品を購入したユーザーに、購入のお礼や活用方法、関連情報などを配信する
フォローアップメールによってユーザーの満足度を高めて信頼関係を構築することで、長期的なリピーター化を目指せます。
メルマガのデメリット
メルマガを活用するデメリットとしては、以下の3点が挙げられます。
- メールアドレス登録のハードルが高い
- 運用に時間と労力がかかる
- 迷惑メールに登録されるリスクがある
1つずつ解説します。
メールアドレス登録のハードルが高い
メルマガのデメリットは、メールアドレスを登録してもらうハードルが高いことです。
SNSのフォローと比較すると、個人情報でもあるメールアドレスを登録しなければならないメルマガは、集客のハードルが高いと言えるでしょう。
運用に時間と労力がかかる
運用に時間と労力がかかることも、メルマガを活用するデメリットのひとつです。
メルマガの成果は、配信するコンテンツの質に大きく左右されます。
質の良いコンテンツを制作し、有益な情報をメルマガで伝えることが非常に重要です。
しかし、メルマガで充実した情報を届けるには、コンテンツのアイデア出しや制作に時間と労力がかかってしまいます。
迷惑メールに登録されるリスクがある
メルマガの件名や配信頻度などが原因で、迷惑メールに登録されてしまうリスクもあります。
迷惑メールだと判断されてしまったら、どんなに有益な情報を配信してもメルマガがユーザーに読まれることはありません。
そのため、迷惑メールだと誤解させるような件名や、必要以上に高い頻度で配信することは避けてください。
メルマガを配信する際は、迷惑メールだと誤解されないように対策したうえで運用することが大切です。
SNSのメリット
SNSを活用するメリットは、以下の2点です。
- 見込み顧客とコミュニケーションを図れる
- 拡散によって認知度向上を図れる
詳しく見ていきましょう。
見込み顧客とコミュニケーションを図れる
SNSのメリットは、見込み顧客であるユーザーと直接コミュニケーションを図れることです。
SNSでは、オンライン上でいいねやコメント、シェアなどを通じて双方向のコミュニケーションが可能です。
リアルタイムで交流できることから、ユーザーと企業の距離が近い傾向があります。
そのため、ユーザーが企業に対する親近感を抱きやすく、信頼関係の構築に有効な媒体と言えます。
拡散によって認知度向上を図れる
SNSで発信した投稿が拡散され、フォローしているユーザー以外に届くことで、認知度向上を図れることもメリットのひとつです。
SNSでは、ユーザーから「もっと多くの人に見てほしい」と共感を得た投稿は拡散され、より多くのユーザーに表示されます。
また、SNSによって条件は異なるものの、拡散などによりアルゴリズムの評価が上がれば優先的に表示される回数が増えるため、多くの人に認知してもらえるのです。
場合によっては、投稿が爆発的に拡散されて認知度が向上し、想像以上の成果が得られる可能性もあります。
SNSのデメリット
SNSを活用するデメリットとしては、以下の2点が挙げられます。
- 情報が埋もれてしまう恐れがある
- アカウント停止によるリスクがある
1つずつ詳しく説明します。
情報が埋もれてしまう恐れがある
SNSは情報発信のスピードが速いため、自社の情報が埋もれてしまう恐れがあります。
速いスピードで情報が更新されるため、ユーザーは膨大な量の投稿の中から即座に必要性を判断しなければならず、一つひとつをじっくり読み込む時間はありません。
そのため、ほかのアカウントからの発信で自社の情報が埋もれ、気づかれない危険性があります。
SNSを活用する際は、自社が発信する情報が埋もれないよう、考えて設計することが重要です。
アカウント停止によるリスクがある
SNSのアカウントが凍結されたり停止されたりするリスクがあることも、SNSを活用するデメリットのひとつです。
運営企業の経営状態や規約の変更によって、アカウントが凍結されたり停止されたりすると、SNSを使用できなくなってしまいます。
SNSでは、各運営企業が提供する情報を使って発信するため、ユーザーの情報は自社で保有していません。
そのため、SNSを使用できなくなると、それまで構築してきたユーザーとの関係を失ってしまう危険性があるのです。
メルマガとSNSを連動させるには
メルマガとSNSには、それぞれ異なるメリット・デメリットがあります。
そのため、メルマガとSNSを連動させて双方のメリットを生かし、デメリットを補う施策がおすすめです。
SNSは集客ツールとして活用し、メルマガに誘導してから販売しましょう。
SNSの拡散力の高さを活用して自社の認知度を高め、ユーザーとの距離を縮めましょう。
その後、メルマガへの登録を促して長期的な関係性を構築し、販売につなげる流れを作ってください。
なお、SNSからメルマガ登録を促すときには、SNSとメルマガ登録の間に、以下のステップを挟むことも有効です。
- LPへの誘導
- Webサイトでの育成
- 公式LINEへの誘導
自社に合った効率のよい仕組みを作ることで、総合的なマーケティング効果が向上します。
メルマガとSNSを上手に連携し、売上UPにつなげましょう。
メルマガとSNSをうまく連動させて売上UPを図ろう
メルマガとSNSでは伝わる情報の性質が異なります。
そのため、それぞれの特徴に合わせて活用することが大切です。
メルマガとSNSのメリット・デメリットを理解して、連携による効率的な売上UPを目指しましょう。
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