メール配信システムの費用・料金目安は?料金の仕組みも紹介!

「メール配信システムはサービスによって費用の差が大きくて、どういう仕組みかわからない」
「メール配信システムの費用目安や導入メリットが知りたい」

メール配信システムには多種多様なサービスが存在しているため、費用の仕組みや目安となる金額がわからず、このように感じている企業担当者の方も少なくないでしょう。

メール配信システムは、導入タイプと機能で金額に大きな差が生じるため、仕組みを知り必要なサービスを見極めることが重要です。
そのためこの記事では、メール配信システムの仕組みや費用相場、導入タイプごとのメリットなどを解説します。

また、メール配信システムを導入するメリットもあわせて紹介するため、自社に最適なメール配信システムを導入するための参考に、ぜひお役立てください。

メール配信システムの費用・料金目安は?

プライベートでメールを送信する際、無料のメールソフトなどで気軽に送受信している方も多いでしょう。
しかし、企業がマーケティング施策としてメール配信する場合は、セキュリティ対策や到達率などを高める施策が重要です。
そのため、無料のメールソフトなどを使った配信はおすすめできません。

企業がユーザーに向けてメール配信する際は、メール配信システムを使用しましょう。
市場には多種多様なメール配信システムが存在しており、自社に合うサービスを活用することで、効果的なアプローチを実現できます。

メール配信システムの利用にかかる費用や料金目安は、導入タイプや使える機能によって大きく異なります。
月額2,000~3,000円程度で使えるものから、初期費用を含め数百万円以上かかるものまで、幅広く存在しているため、自社にとって適切なサービスを選択することが重要です。

以下では、自社にとって適切なメール配信システムを選択できるよう、導入タイプの違いや特徴、費用の相場などについて詳しく解説します。

メール配信システムの費用の仕組み

メール配信システムの費用は、主に「導入タイプ」と「機能」で変動します。
なかでもメール配信システムの費用を大きく左右するのは導入タイプです。

まずは、メール配信システムの導入タイプについて詳しく解説します。

導入タイプ

メール配信システムの導入タイプは、大きく以下の2種類に分かれます。

  • クラウド型
  • パッケージ型

クラウド型とパッケージ型の特徴的な違いは、メール配信に自社サーバーを使用するかどうかです。

クラウド型は、インターネット経由でクラウド上にあるサービスを使用します。
一方パッケージ型は、自社のサーバーや端末にソフトをインストールしてメール配信を行います。

クラウド型かパッケージ型かによって費用が大きく異なるため、まずはそれぞれの特徴をしっかりと理解しましょう。

クラウド型

クラウド型のメール配信システムは、インターネット経由でクラウド環境にあるサービスを使い、メールを配信します。

クラウド上の共通のシステムを利用するためインストールする必要がなく、ネット環境があればどこでも利用できます。

クラウド型は、初期費用と月額料金がかかることが一般的です。
パッケージ型に比べて費用が安価であり、メンテナンスや更新作業もサービスベンダー側で行うため、手軽に導入しやすいことが特徴です。

パッケージ型

パッケージ型のメール配信システムは、自社で用意したサーバーや端末に、メール配信ソフトをインストールして使用します。
自社専用のサーバーで運用するため、必要に応じた厳格なセキュリティ管理がしやすいことが特徴です。

サーバー管理や保守は基本的に利用者側で行います。
そのため、アップデートやメンテナンスなどを自社で実施できる知識が必要です。
社内の活用方法に合わせたカスタマイズも可能なため、既存システムと連携した質の高いサービスを提供できるでしょう。

主な費用項目と相場

ここからは、クラウド型とパッケージ型のメール配信システムにおける、主な費用項目と相場を紹介します。

クラウド型の費用を考えるうえで注意したい、見落としがちな費用についても解説するため、比較検討する際の参考にしてください。

クラウド型の場合

クラウド型メール配信システムでかかる費用項目と相場は、以下のとおりです。

費用項目相場
初期費用1~5万円
月額費用2,000~1万5,000円

クラウド型の場合、導入の初期費用として1~5万円程度が必要です。
メール配信システムによっては、長期契約などの条件を満たすと初期費用が無料になるケースもあります。

月額費用は、配信数やプラン、機能によって異なります。1万通の配信で、月額7,000~8,000円前後が目安と考えるとよいでしょう。

また月額費用は、以下の料金プランのどちらかを採用していることが一般的です。

  • 配信数に応じて料金が変動する、従量課金制のプラン
  • 配信数に制限がない、登録メールアドレス数に応じた月額制のプラン

月額費用が同じであっても、プランの違いによって利用方法やかかる費用が異なるため、注意が必要です。

クラウド型の見落としがちな費用

クラウド型の場合は、費用はもちろん
使える機能や配信できる通数
を把握したうえで、利用するサービスを選ぶことが大切です。

メール配信システムのなかには、機能が少ないシンプルなサービスを手ごろな費用で提供している場合もあります。

低価格のサービスに魅力を感じて契約したものの、使用する際に必要な機能が使えないことに気付き、追加料金がかかるケースも考えられます。

メール配信後の効果測定機能やステップメール機能など、自社が活用したいと考えている機能は、見落とすことなく必ずチェックしたうえでサービスを選びましょう。

また、基本料金に含まれている配信数が少なく、結果的に高い料金がかかってしまうこともあるでしょう。

配信数によって決まる従量課金制プランと、登録するメールアドレスで決まる月額制プランのどちらがよいかは、配信スタイルによって異なります。

そのため、具体的に費用を算出してから、自社に合うプランを提供しているサービスを選択することがおすすめです。

パッケージ型の場合

パッケージ型メール配信システムでかかる費用項目と相場は、以下のとおりです。

費用項目相場
ライセンス料150~500万円
サーバー構築費用(初期)3,000~1万円
サーバー利用料金(月額)2,000~5,000円
諸経費3~5万円

ライセンス料とは、サービスをインストールするために必要な費用です。
ライセンス料は、導入するメール配信システムによって金額に大きく差があり、高機能なサービスほど高額になりやすい傾向があります。

パッケージ型は自社でサーバーを用意する必要があるため、初期に必要な費用に加えて、サーバー利用料金も毎月継続的にかかります。

また、セキュリティ対策やメンテナンスなどの運用保守にかかる費用として、3~5万円程度の費用を想定する必要があるでしょう。

クラウド型、パッケージ型それぞれのメリット

クラウド型、パッケージ型それぞれのメリット

クラウド型とパッケージ型には、それぞれに異なるメリットがあります。
自社に合う導入タイプのメール配信システムを選ぶために、双方のメリットを把握しておきましょう。

クラウド型のメリット

クラウド型の一番のメリットは、費用を抑えて手軽に導入できる点です。

パッケージ型はサーバーなどの環境構築に時間がかかりますが、クラウド型はアカウント作成後にすぐ利用を始められます。インターネット環境があれば、場所や端末に影響を受けずにどこでもメールを配信できるため、運用しやすいでしょう。

初期費用を抑えて導入できることに加え、サーバー管理の手間や費用も必要ないことから、リソースを絞ってメール配信システムを導入したい場合に便利です。

パッケージ型のメリット

パッケージ型のメリットは、自社サーバーや端末にインストールして運用するため、必要に応じてカスタマイズできる点です。

社内で使用している既存システムと連携させることで、ユーザーに対して質の高いアプローチを実現できるでしょう。

また、クラウドを使用せずに自社サーバーでメール配信を行うため、セキュリティ上の理由でクラウド環境の利用が難しい企業にも対応が可能です。

メール配信システムの目的別の選び方

メール配信システムを選ぶ際、費用は導入を判断する重要な項目と言えます。
しかし費用は、メール配信システムの機能や付帯サービスによって変動します。

そのため、費用だけで判断せずに、自社の導入目的や使用方法に合うメール配信システムを選ぶことが非常に重要です。

「導入したはいいが使いたい機能が付いておらず、追加料金が必要になってしまう」
「結局、活用しない機能が多く、費用が無駄になってしまう」

このような状況に陥らないために、メール配信の目的を明確化したうえで、自社にとって過不足のない、目的達成に役立つメール配信システムを選びましょう。

ここでは、自社が必要とする機能の把握に役立つよう、目的ごとに重要な機能を紹介します。

メルマガの到達率を高めたい

メルマガのように大量のメールを一度に配信すると、誤ってスパムメールと判定されることがあります。
そのため、メール配信システムを活用し、到達率を高めたいと考えている方も多いでしょう。

とくに、官公庁や医療法人、学校関係など、メルマガが届かないことでユーザーに不利益を与えかねないケースでは、必ず届けることがなによりも重要です。

メール配信システム各社においても対策は行っているものの、さまざまなメール配信システムが存在するため、効果には差があります。

「メルマガの到達率を高めたい」ことを目的とする場合は、以下の対策を行っているかをチェックするとよいでしょう。

対策内容
SPFレコードの設定送信ドメイン認証のひとつ
正しい送信元から配信されていることを証明する
DKIM署名の設定送信ドメイン認証のひとつ
電子署名を添付し信頼できる送信者であることを証明する
IPアドレス分散配信するIPアドレスを分散し、レピュテーションの低下を防ぐ

メルマガの効果を測定したい

基本的に、メールマーケティングは配信して終わりではありません。

メール配信後は、効果を測定し改善を繰り返すことで、より効果的なメール配信を実現できます。
そのため、メルマガの効果を詳細に分析し、今後の改善活動に役立てたいと考えている企業の方は多いでしょう。

多くのメール配信システムでは、基本となる開封率やクリック率の測定が可能ですが、サービスによってはさらに細かく分析する機能も活用できます。

とくに、ABテスト機能やGoogleアナリティクスとの連携、時間やユーザーごとに詳細分析できる機能などが活用できれば、効率よく今後の改善に役立てられるでしょう。

メール配信システムの導入メリット

そもそもメール配信システムを導入することには、どのようなメリットがあるのでしょうか。メール配信システムを導入するメリットは以下の4点です。

業務を効率化できる

アドレスを手動で打ち込み、メルマガを配信することも不可能ではありません。
しかしその場合、配信者数の増加に伴い、膨大な時間や人的コストがかかってしまいます。

メール配信システムは、多くのユーザーに向けた一括配信が短時間で行えるため、配信にかかる業務時間を大幅に短縮し、業務を効率化できます。

ヒューマンエラー対策になる

メール配信を手動で行うと、誤送信などの原因になりかねません。
メール配信システムでは、登録したアドレス宛に自動で一括送信が可能なため、ヒューマンエラー対策に有効です。

情報漏洩リスクを軽減できる

個人情報を扱う企業にとって、情報漏洩対策は必須です。
情報漏洩は、業務上の人為的なミスが原因となって発生するケースが多く、メール配信システムでの自動化によって、情報漏洩リスクの軽減が見込めます。

マーケティング精度の向上につながる

メール配信システムでは、さまざまな測定機能が活用できるため、配信したメルマガに対するユーザーの反応を直接収集できます。

情報に対する反応率や属性ごとの傾向などを分析することで、自社のマーケティング精度を高め、効率よく売上UPにつながるでしょう。

メール配信システムを導入して業務を効率化しよう!

メール配信システムの費用は、導入タイプと使用できる機能によって大きく変動します。

費用はもちろん、仕組みや導入メリットを理解して必要なサービスを見極めることで、自社に適したメール配信システムを選べるはずです。メール配信システムを導入し、業務効率アップに役立てましょう。

「オレンジメール」は、クラウド型のメール配信システムです。
メルマガの到達率を高める施策や分析機能も充実しているため、効率のよいメールマーケティングに役立つでしょう。

180日の無料体験も活用できるため、クラウド型のメール配信システムの導入を考えている方は、気軽に導入してみてはいかがでしょうか。

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