「みなさん、せっかく作ったメール届いていますか!?」
こんにちは!株式会社プリモポストの日吉浩之です。
メルマガは、読者の受信箱に確実に届くだけでなく、その先の「開封」や「クリック」といった反応を得てこそ、本来の価値を発揮します。メールサービスのセキュリティが日々変化する中で、今日の成功が明日も続くとは限りません。
今回は、変化の激しいインターネットの世界で、皆さまのメルマガが今後もずっとお客さまに選ばれ続けるための「仕組みづくり」について、未来を見据えた戦略的な視点からお話しします。
監修者
株式会社プリモポスト 取締役
メール到達 エバンジェリスト
日吉 浩之
2006年より一貫してメール配信の最前線に携わり、業界歴19年の経験を持つ。
メールマーケティングの成功を左右する「開封率向上」と「確実なメール到達」を二大テーマとし、そのための本質的な要素を追求。
世界の最新情報と最先端テクノロジーをいち早く日本に導入し、常に進化するメール環境下で、企業さまのデジタルコミュニケーションを最適化する道を拓いています。
メール到達のスペシャリストとして、複雑な課題を解決し、お客さまのビジネスを次なるステージへ導きます。
1. 今後もずっと「読まれ、クリックされ続ける」ために必要なこと
メールサービスは、受け取り手にとって「役に立つこと」を届けるメルマガを高く評価します。そのため、今後もずっと読まれ続けるメルマガにするためには、次の3つのポイントを意識した「仕組みづくり」が重要です。
1-1. 読者の「反応」を大切にする
メールサービスは、メルマガを送った相手(あなた)の評価や信用を判断する際、受け取り手がそのメルマガに対してどう反応したかを非常に重視しています。
- 良い反応: 開封、クリック、返信、転送、「迷惑メールではないと報告すること」など
- 悪い反応: 迷惑メール報告、登録解除、開封しない、クリックしないなど
良い反応が多ければ多いほど、あなたのメルマガはメールサービスから「お客さまにとって役に立つこと」と判断され、受信箱に届きやすくなります。
仕組みづくり: メルマガの内容を「受け取り手に反応してもらう」ことを意識して計画しましょう。例えば、簡単な質問を投げかけたり、アンケートをお願いしたり、読者の意見を募集したりすることで、返信などの反応を促すことができます。
1-2. 「PDCA」サイクルを回し続ける
メルマガの成果をぐっと上げるためには、送って終わりではなく、常に「試して、調べて、考えて、改善する」という流れを続けることが大切です。
- P (Plan:計画):どのようなメルマガを送るか、件名や内容、送る時間などを計画します。
- D (Do:実行):計画したメルマガを送ります。
- C (Check:評価):メールの読まれ方やクリックされた数を調べる機能を使って、開封率やクリック率、登録解除数などの数字を調べて理解するします。
- A (Action:改善):調べて理解した数字を元に、改善点を見つけて次の計画に活かします。
この流れを毎週や毎月など、決まった時間で繰り返すことをルールにしましょう。
メールをたくさんの人に一斉に送るツールのメールの読まれ方やクリックされた数を調べる機能やどちらのパターンがより良い結果を出すかを比較する機能を積極的に使い始めることが大切です。
1-3. 読者一人ひとりに合わせた「お客さま一人ひとりに合わせたメールを送ること」を強化する
受け取り手は、自分に関係のない情報には興味を持ちません。今後もずっと読まれ続けるメルマガにするには、読者一人ひとりの興味や状況に合わせた内容を届ける「お客さま一人ひとりに合わせたメールを送ること」が必要です。
お客さまの年齢、性別、地域などの情報(セグメンテーション)機能を活用し、リストを細かく分けてターゲット配信を行いましょう。
例えば、「商品を買ってくれたお客さま」には購入後の使い方や関連商品の案内を、「まだ商品を買ってくれていないお客さま」にはお役立ち情報や商品の魅力を伝えるなど、読者の行動や状況に合わせて送るメルマガを工夫します。
2. 未来を見据えたメルマガ戦略を構築するためのヒント
メールサービスのセキュリティや迷惑メール対策は、今後もずっと進化していきます。メルマガを今後もずっと成功させるためには、最新の情報に対応できる柔軟な「仕組みづくり」が大切です。
常に新しい情報を集める
メールサービスの更新情報や、迷惑メール対策のトレンドなど、メルマガに関係する新しい情報を定期的にチェックするようにしましょう。当社やオレンジメールが開催するセミナーに参加したり、専門家のブログを読んだりすることも有益です。
「メールを一斉配信するツール」を有効活用する
オレンジメールを含め、あなたが使っているメール配信ツールには、お客さま一人ひとりに合わせたメールを送ることやユーザーの行動に合わせて自動で送るお知らせメールなど、メルマガの成果をぐっと上げるための役立つ機能がたくさんあります。
これらの機能を十分に使い始めることが、今後もずっと成功し続ける仕組みづくりの鍵となります。
「お客さまの声」に耳を傾ける
メルマガの成果をぐっと上げるためには、送っている側の視点だけでなく、受け取り手が何を求めているのかを理解することが大切です。アンケートを実施したり、返信を促したりして、直接「お客さまの声」を聞いてみましょう。
まとめ
メルマガは、受け取り手に「届くだけ」では意味がありません。
今後もずっと「開かれ、クリックされる」メルマガであり続けるためには、受け取り手の反応を大切にする、PDCAサイクルを回し続ける、そして読者一人ひとりに合わせたメールを送ることを強化する、という3つの「仕組みづくり」が大切です。
メールサービスの進化や受け取り手の興味の変化に対応するためにも、常に新しい情報を集め、メールをたくさんの人に一斉に送るツールの役立つ機能を使い始める、そして何よりも「お客さまの声」に耳を傾けることを忘れないでください。
あなたのメルマガが、今後もずっと読者との強い「つながり」を育み、ビジネスの成果をぐっと上げるための大切な道具となることを願っています。