メルマガ担当者必見!Googleがあなたのドメインをどう評価してるか、無料で確認する方法

  • 2025年10月18日
  • 2025年10月18日

「みなさん、せっかく作ったメール届いていますか!?」

こんにちは!株式会社プリモポストの日吉です。

メールが「届く」かどうかは、現代のデジタルマーケティングにおいて非常に重要な要素です。私は、そのメール到達に必要な知識と技術を日本中に広めることに情熱を注ぎ、皆さまのメールが確実に届くよう支援しています。

今回は、メルマガを運用されている皆さまが直面しがちな「届かない」という課題、特に「ドメインの評価」という「見えない壁」について、その原因と無料ツールでの確認方法を分かりやすくお伝えしたいと思います。

監修者
株式会社プリモポスト 取締役
メール到達 エバンジェリスト
日吉 浩之

2006年より一貫してメール配信の最前線に携わり、業界歴19年の経験を持つ。
メールマーケティングの成功を左右する「開封率向上」と「確実なメール到達」を二大テーマとし、そのための本質的な要素を追求。
世界の最新情報と最先端テクノロジーをいち早く日本に導入し、常に進化するメール環境下で、企業さまのデジタルコミュニケーションを最適化する道を拓いています。
メール到達のスペシャリストとして、複雑な課題を解決し、お客さまのビジネスを次なるステージへ導きます。

「届かない」の原因は「ドメインの評価」かも?

「最近、メルマガが迷惑メールに入ってしまうことが多い気がする…」

「いくら送っても開封率が上がらない…」

もし、あなたがこんな悩みを抱えているなら、その原因は「あなたの会社のインターネット上の住所(独自ドメイン)の評価」にあるかもしれません。

想像してみてください。あなたは、いつも手紙を送る相手が、実は信頼できない送り主から頻繁に怪しい手紙を受け取っているとしたら、どう思いますか?その送り主からの手紙は、徐々に届きにくくなったり、最悪の場合、受け取りを拒否されたりするかもしれませんよね。

メールの世界でも、これと同じようなことが起こっています。あなたの会社がメールを送る際に使っている「独自ドメイン(例:orange-cloud7.net)」は、GoogleやMicrosoft、Yahoo!メールといった大手メールサービスから、常に「どんなメールを送っているか」「信頼できる送り主か」という評価を受けています。

この「ドメインの評価」が悪いと、あなたのメルマガは「迷惑メール」として扱われたり、最悪の場合、受け取りを拒否されてしまったりする可能性が高まるんです。せっかく時間と労力をかけて作ったメルマガが、読者の目に触れることなく終わってしまうのは、本当にもったいないですよね。

Googleが無料で提供!「Google Postmaster Tools」で評価をチェック

では、どうすれば自分のドメインの評価を確認できるのでしょうか?ご安心ください。Googleが「Google Postmaster Tools」という無料のツールを提供しています。

このツールは、あなたのドメインから送られたメールが、Googleのメールサービス(Gmailなど)のユーザーにどのように扱われているかを分析し、様々なデータを提供してくれる「ドメインの健康診断ツール」のようなものです。

Google Postmaster Toolsを使うと、具体的に以下のようなことがわかります。

IPアドレスの評価や信用(IPレピュテーション)

メールを送るコンピューターの住所(IPアドレス)が、迷惑メールの送信元として悪評があるかどうか、そのIPアドレスの評価や信用(IPレピュテーション)をチェックできます。

ドメインの評価

あなたの独自ドメインそのものの評価がどうかを確認できます。この評価が良いほど、メールは受け取り手の受信ボックスに届きやすくなります。

迷惑メールの割合

あなたのドメインから送られたメールが、どのくらいの割合で迷惑メールと判断されているか。0.3%以下の水準を達成する必要があります。

エラーメールの割合

メールが何らかの理由で届かなかった割合。存在しないか使えないメールアドレス(エラーメールアドレス)が多いと、この数値が高くなります 。

これらの情報は、あなたのドメインの健全性(評価)を把握し、メール到達率改善のための貴重なヒントになります。そして何より、このツールは「無料」で利用できるのが大きなポイントです。

今すぐできる!「Google Postmaster Tools」の設定と活用方法

では、実際にGoogle Postmaster Toolsを設定して、あなたのドメインの評価を確認してみましょう。

Google Postmaster Toolsの設定方法

①Googleアカウントでログインする

まずは、Google Postmaster Toolsのウェブサイトにアクセスし、Googleアカウントでログインします。

②ドメインを追加する

ログイン後、「ドメインを追加」ボタンをクリックし、あなたの独自ドメイン名を入力します。

③ドメインの所有権を確認する

追加したドメインが本当にあなたのドメインであることを証明するため、いくつかの確認作業が必要です。通常は、あなたのウェブサイトのDNS設定(郵便番号に該当するもの)に、Googleが指定するテキストレコードを追加する方法が一番簡単です。具体的な方法は、Postmaster Toolsの画面に案内が表示されますので、それに従って設定してください。もし、この部分が難しいと感じたら、ウェブサイトの管理を担当している方や、プリモポスト社などメールマーケティングの専門業者に相談することをおすすめします。

④データの反映を待つ

所有権の確認が完了すれば、一般的には1時間以内にデータが反映され始めます。日々のメール配信量にもよりますが、ドメインが取得されてから時間が経過しており、1日10,000通以上配信することがあるかたはデータを1週間程度で確認できるようになります

ドメインの評価の見方と活用方法

データが反映されたら、定期的にGoogle Postmaster Toolsにログインして、あなたのドメインの評価をチェックしましょう。

  • IPアドレスの評価や信用(IPレピュテーション)とドメインの評価のスコアを見る
    これらのスコアは、「高」「中」「低」「悪」の4段階で表示されます。当然、「高」評価を維持することが目標です。もし評価が低い場合は、メールの送り方や内容に問題がないか、見直しが必要になります。
  • 迷惑メール率やエラー率をチェックする
    これらの数値が高い場合は、メールリストに問題があるか、送っているメールの内容が迷惑メールと判断されやすい傾向にあるかもしれません。特にエラーメールアドレスが多いと、送信元の評価が大きく下がってしまう原因になります。

これらの情報を元に、例えば以下のような対策を検討できます。

  • ドメインの評価が悪い場合
    メールの「身元」をハッキリさせるSPF、DKIM、DMARCといった認証技術の設定を再度確認したり、メールを送る量や頻度を見直したりすることを検討します。
  • 迷惑メール率が0.3%以上の場合
    件名(メールタイトル)や本文の言葉遣い、画像と文章の両方を使ったメール形式(マルチパートメール)での配信、あるいはメールに受信者の名前や会社名を自動で入れること(情報差し込み)など、メールの中身が読者にとってより価値あるものになっているかを見直しましょう。
  • エラー率が3%以上の場合
    定期的にメールリストを整理したり、メールクリーニングの窓口を利用したりして、使われていないメールアドレスを削除し、常に新しい状態に保つことが大切です。当社でもメールクリーニングを受け付けていますので、まだ一度も実施したことがない方は気軽にお声がけください。

まとめ

あなたのメルマガが「ちゃんと届く」ためには、Googleなどのメールサービスから「信頼できる送り主」だと評価されることが何よりも重要です。そのために、まずは無料で使える「Google Postmaster Tools」を使って、あなたの独自ドメインの評価を確認することから始めてみましょう。

このツールを活用することで、現状を把握し、具体的な改善策を考えるきっかけになります。ドメインの評価を高く保つことは、メール到達率を向上させ、ひいてはあなたのメルマガが多くの受け取り手に読まれるための大切な一歩です。

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