このような悩みを抱えている企業担当者の方は、多いのではないでしょうか。

メルマガは、配信前にしっかりと戦略を立てて運用することが非常に重要であり、戦略を立てずに配信しても、期待するような売上アップ効果はなかなか得られません。

そのためこの記事では、メルマガの戦略を立てる際の流れや具体的なコンテンツの作成方法を解説します。
メルマガの基本や、効果検証から開封率を上げる方法もお伝えするため、メルマガを戦略的に活用したいと考えている方は、ぜひ最後までお読みください。

メルマガの目的とは？

メルマガには、自社企業の信頼を高める「ブランディングメール」と、情報を届けて自社サイトに誘導する「ダイレクトメール」があり、配信する目的に差があります。

ブランディングメールは、自社のブランドイメージを高め、より強く印象付ける目的で配信します。

認知や信頼感を高めてブランドに愛着を持ってもらうことで、ユーザーが購入を考える際に継続して選択してくれる可能性が高まります。
そのため、画像やデザインを駆使してイメージを印象付け、接触頻度を上げて信頼関係を構築する目的で活用します。

一方、ダイレクトメールは自社商品やサービスの販売促進が主な目的です。

多くのメルマガは、ブランディングメールとダイレクトメール双方の目的を含んでおり、どちらか一方の目的に限定する必要はありません。

ターゲットユーザーやサービス、配信結果の分析をもとに自社に合わせたバランスを見つけ、目的を達成できるような情報を届けることが重要です。

メルマガとは

そもそもメルマガとは「メールマガジン」の略称であり、企業から定期的に一斉配信されるメールを指します。

以下では、メルマガを活用するメリットや種類について解説します。

メルマガを活用するメリットとは？

メルマガを活用するメリットは、マーケティング効果が高い点です。

また、ユーザー自身の意思でメールアドレスを登録しなければ、メルマガは配信できません。
ユーザーは配信に同意した段階で、すでに企業の製品やサービスに一定以上の興味関心を持っている状態と言えるでしょう。

配信した情報に対するユーザーの行動把握も可能なことから、よりユーザーにとって必要な情報やタイミングを見極めた配信を実現できます。

そのため、メルマガを活用することで見込み顧客に対してより効果的なアプローチができ、コンバージョン率の向上が期待できます。

メルマガの種類について

メルマガには、テキストメールとHTMLメールの2種類の形式があります。

ただし、文章内に画像を挿入したり文字を装飾したりできないため、デザインや視覚的な訴求には限界があります。
また、一般的なテキストメールは開封率の測定が難しく、測定には別途施策が必要です。

しかし、HTMLメールを作成する際は、専門的な知識が求められます。
読者側の表示環境によっては作成したデザインが正しく表示されない場合もあるため、注意が必要です。

戦略を考える

メルマガは、戦略を立てずにむやみに配信しても、大きな効果は期待できません。
メルマガを活用して効果的に売上アップを実現するには、詳細に戦略を立てることが不可欠です。

以下の項目を参考に、目標を明確にして達成するまでの流れを具体的に洗い出し、戦略を立てましょう。

• メルマガを配信する目標を明確にする
• ターゲットを具体化する
• ターゲットのニーズを把握する
• メルマガでターゲットに届けられる価値を洗い出す
• 配信するコンテンツ内容を決める
• 配信頻度を決める

項目をひとつずつ具体化していくと、だれにどのようなコンテンツのメルマガを届けたいのかを明確に把握できるはずです。
運用を始める前に戦略を立て、ユーザーに求められるメルマガを配信して売上アップにつなげましょう。

具体的なコンテンツを考える

配信するコンテンツを考える際は、コンテンツの主軸と、材料となる情報を洗い出してから、実現可能なコンテンツを考えることが重要です。

まずは、配信ターゲットとなるユーザー層のニーズを分析します。
ユーザーが欲している情報や興味があるジャンルなど、コンテンツの主軸を洗い出しましょう。
市場調査やユーザーアンケートなどはもちろん、日常的に顧客と接点のある営業部門や販売部門に聞き取りを実施することも有効です。

ニーズに合わせたコンテンツの主軸が洗い出せたら、次は社内にあるコンテンツの材料を探します。
コンテンツの材料は、公開できる有益情報や蓄積したノウハウといったすぐに配信に使える情報から、現場の声や写真データなどの素材まで、幅広く集めましょう。

メルマガで売上を最大化させるポイント

メルマガは、マーケティング効果の高い手法ではあるものの、売上アップにつなげるにはポイントを押さえた運用が欠かせません。

メルマガを活用して売上を最大化するために、重要となるポイントは以下の3点です。

• 配信するターゲットを明確にする
• 魅力を感じるタイトルや見出しを設定する
• ターゲットが喜ぶ内容のメルマガを送る

詳しく解説します。

配信するターゲットを明確にする

メルマガの運用効果を高めるには、ターゲットを明確にすることが非常に重要です。

たとえば、30代の女性をターゲットとする場合、子どもを持つ専業主婦とサラリーマンの女性では欲する情報に差が出ます。
生活のリズムも異なるため、メールを確認しやすい時間帯にも違いがあるでしょう。
メルマガを配信するターゲットに合わせて、コンテンツの内容はもちろん、配信時間や曜日も考える必要があるのです。

魅力を感じるタイトルや見出しを設定する

メルマガで非常に魅力的なコンテンツを配信しても、開封して読んでもらえなければ効果は上がりません。
まずはメルマガを開封し、読みたくなるような施策を行いましょう。

たとえば、セール情報を配信する際は「最大〇〇％オフ」や「大特価セール」などの用語を入れることが有効です。
有益情報を伝える際は「〇〇の最新情報がわかる」や「〇〇で失敗しないために」のように、興味を引いて開封したくなるようなタイトルをつけましょう。

また、メルマガの文章には見出しを設定し、最後まで読みやすいように読者を導くことも大切です。

魅力的なタイトルや見出しを設定することで、作成したコンテンツが十分に効果を発揮します。
そのため、ターゲットが開封して最後まで読みたくなるようなメルマガを配信しましょう。

ターゲットが喜ぶ内容のメルマガを送る

メルマガの効果を最大化するためには、ターゲットが喜ぶ内容にすることも非常に重要です。
魅力的なタイトルで開封につなげるだけではなく、開封後に「読んで良かった」「メルマガが届いてうれしい」と感じる内容を配信する必要があります。

たとえば、以下のような内容が挙げられます。

• メルマガから資料請求した方に、さらにお得な特典をプレゼントする
• メルマガ読者限定のセール情報を伝える
• ほかでは得られないような有益な情報を伝える

メルマガで魅力的な特典や有益な情報が届くことが伝わると、今後も開封して読んでもらえます。
配信後の効果を検証しながら、ターゲットにとってどのような内容が魅力的なのかを分析しましょう。

ニーズに合わせた特典や情報を盛り込んだメルマガを配信し、集客や売上アップにつなげてください。

メルマガが読まれやすい配信時間とは？

メルマガは、読者がすぐに開封できる時間帯に配信することが理想です。
なぜなら、受信した際にすぐに開封できない状況にあると「後で開封しよう」と考え、忘れられてしまう危険性があるからです。

自社ターゲットに最適な配信時間は、配信後の開封率を分析して検証しましょう。
ターゲット層の生活リズムを予測してメールを確認する時間が取れそうな曜日・時間帯を絞り込み、開封率を測定しながら最適な時間帯を見つけてください。

メルマガを戦略的に活用して売上UPを図ろう

メルマガを使って売上アップを実現するには、戦略を立てて運用することが重要です。
メルマガを配信する目的やターゲット、ニーズを具体的に把握して戦略を立て、魅力的なコンテンツを配信しましょう。