- メール配信システムを利用したいが、種類が多すぎて何を選べばいいか分からない。
- 既に利用しているが中々売上に繋がらない。
- 無料で試してから導入を検討したい。
そんな悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
今回はメール配信システムの専門家、平野邦美さん監修の元、数多くあるメール配信システムの中からオススメの20サービスを徹底比較。
無料で試せるおすすめメール配信システムの比較や、無料となる条件・機能なども詳しく紹介します。
この記事を読めば、使ってみたいメール配信システムが見つかるだけでなく、メルマガ配信の基礎を網羅することができます。
自社にあったメール配信システムでお悩みのマーケティング担当者は必見です。
監修者
メール配信システムエンジニア
平野 邦美
エンジニア歴15年。2010年にメール配信システム導入を支援したことをきっかけにメール配信に興味をもち、2015年からメール配信会社のメンバーとして参画。カスタマーサポート・顧客管理・決済システム導入・マーケティング・セキュリティ対策等に従事するメール配信システムの専門家。
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- 1 メール配信システム料金比較表
- 2 メール配信システムを選ぶのが難しかった理由
- 3 絶対に外せないメール配信システムの条件とは
- 4 月間の配信数ごと|おすすめのメール配信システム
- 5 厳選したメール配信システムおすすめ20選
- 6 無料で使えるメール配信システム一覧
- 7 メール配信システムとは大量かつ高速に一斉送信するシステム
- 8 何ができる?メール配信システムの機能
- 9 メール配信システムの仕組み
- 10 メール配信システムを使うメリットと必要性
- 11 メール配信システムを使うデメリット
- 12 メール配信システムの法律上の注意点
- 13 メール配信システムの効果測定に必要な8つの指標
- 14 しっかり比較した上で自社に合うメール配信システムを選ぼう
メール配信システム料金比較表
この記事で紹介している20のメール配信システムを比較した表です。まず初めに、今回厳選した20のメール配信システムの比較表をお見せいたします。
以下のポイントに絞り込んで比較をしています。
- 価格(初期費用・月額費用)
- 月間の配信制限
登録件数が1,000件で月に4回配信したとして、配信量は4千件/月と想定したときの比較表です。
最大の配信量は、値段が最も高いプランを契約した場合の数となりますので、ご注意ください。
月額費用(円) | 初期費用(円) | 配信量(月) | |
オレンジメール | 2,480 | 12,800 | 無制限 |
blastmail | 1,867 | 4,400 | 無制限 |
める配くん | 4,000 | 5,000 | 60万通 |
配配メール | 利用量で変動 | 利用量で変動 | 無制限 |
WEBCAS | 利用量で変動 | 30,000 | 無制限 |
MyASP | 3,300 | 0 | 無制限 |
BENCHMARK | 5,610 | 0 | 225万通 |
WiLL Mail | 4,000~ | 0 | 100万通 |
Click M@iler | 100,000 | 200,000 | 8万通以上は要問合せ |
MAIL PUBLISHER | 25,000 | 50,000 | 非公開 |
SPIRAL | 50,000 | 100,000 | 非公開 |
Cuenote FC | 5,000 | 30,000 | 非公開 |
すぐメール | 10,000~ | 50,000~ | 非公開 |
さぶみっと! | 2,600 | 0 | 50万通は要問合せ |
kreisel | 10,000 | 0 | 非公開 |
sendgrid | 3,000 | 0 | 250万通は要問合せ |
Combiz Mail PLUS | 4,400 | 0 | 1500万通 |
メール商人 | 4,180 | 5,500 | 無制限 |
mailchimp | 3,900 | 3,900 | 無制限 |
エキスパ | 3,800 | 0 | 2万通/日 |
もちろん細かな機能や仕様も大切ですが、
まずはこの比較表を基準に候補となるシステムを絞っておくことで、利用したが合わなかったという失敗を未然に防ぐことができます。
メール配信システムを選ぶのが難しかった理由
メール配信システムを選ぶ際に多くの方が苦労する理由には、下記の4つが挙げられます。
- メール配信システムの種類が多すぎる
- 専門用語が多くてわかりにくい
- 自社に必要な機能が何かわからない
- 無料と有料の違いがいまいちよくわからない
いきなり各企業のウェブサイトを訪れても情報が多く混乱するでしょう。
最低限の予備知識を頭に入れておくことで、メール配信システム選びがグッと楽になりますよ。
メール配信システムの種類が多すぎる
現在市場には30種類以上のメール配信システムが存在しています。
とはいえ、これだけ多くの種類があるので違いがよく分からないと感じる方も多く、各配信システムを比較検討するのに長い時間と労力を費やしてしまいがちです。
「使い始めたが欲しい機能が搭載されていなかった」「費用対効果を感じられなかった」という場合には再度新しい配信システムを探す手間と時間も余計にかかってしまいます。
専門用語が多くてわかりにくい
メール配信システムを利用する上で、最低限知っておくべき専門用語を3つご紹介します。
特定電子メール法
”特定電子メール法”の詳しい内容は下記のページで解説しています。
>>メルマガ配信者が遵守すべき法律“特定電子メール法”について
オプトイン・オプトアウト
具体的なオプトイン、オプトアウトの取り方はこちらを参照してください。
>>オプトイン、オプトアウトを初心者にもわかりやすく解説します
到達率
ただし到達率というのは正確には測ることは難しいものです。到達率が何%という数値よりも、到達率を高めるためにどんな施策をしているかを判断基準にしましょう。
自社に必要な機能が何かわからない
メール配信システムを選ぶ際に、「目的に合った機能が搭載されているか?」ということは契約前に必ず確認をしておくべきです。
配信システムは様々な機能を備えていますが、中には必要でない機能も多いです。
最低限必要な機能を押さえておきましょう。
一斉送信
メールを大量のリストへ一斉送信できるので、業務効率化に最適です。
文章内の宛名など部分的に自動入れ替え挿入ができ、人の手ではミスをしがちな作業も確実に行うことができます。
セグメント配信
メール配信の際に、送信先の属性に応じて適切なトピックを送信できるようにするというものです。
主に読者の興味や関心、居住地などを限定してターゲットを絞り込むことができるので、その分反応率も高まります。
効果測定
リスト件数に対して、何件のメールが正しく届いているのか、そのうち何人がメールを開封し、URLをクリックしてくれたのかなどのデータ分析ができます。
メール配信の改善点が可視化されるので、より良いメルマガ運営に役立つでしょう。
スマートフォンへの最適化も重要なポイント。現代ではメルマガ読者はスマートフォンから閲覧する可能性も非常に高いです。
HTMLメール機能などを利用し、スマートフォンに最適化表示できる配信システムを使うこともこれからの時代に重要な要素になります。
無料と有料の違いがいまいちよくわからない
料金形態は、月額制や従量課金制、無料で利用できるサービスなどさまざまです。
提供しているサービスや料金プランによって配信量や機能が異なるため、費用はもちろん、自社のメール配信頻度や配信量、利用したい機能などを把握したうえで選択しましょう。
また、無料と有料のメール配信システムの違いは、主に以下の2点です。
- 無料は機能や配信量、登録件数の制限がある
- 無料はサポート体制の制限がある
ここからは、それぞれの特徴も詳しく説明します。
有料のメール配信システムの選び方で迷っている方は、こちらの比較記事もあわせてお読みください。
>>迷わず選べる!メール配信システムを7つ厳選!徹底比較してみた
無料は機能や配信量、登録件数の制限がある
無料のメール配信システムは、利用可能な機能や配信量、メールアドレスの登録件数に制限があるケースが多いです。
有料サービスであればそのような制限がないため、もともとのメール配信システムの機能を最大限活用してメールマーケティングが行えます。
無料はサポート体制の制限がある
無料と有料のメール配信システムでは、提供されるサポート体制も異なります。
そのため、急なトラブルなどには社内で対応しなければなりません。
チャットやメールでの問い合わせができるサービスもありますが、随時対応可能なサポート体制を提供しているものは少ないでしょう。
一方、有料のメール配信システムの多くは、電話やチャットなどで相談できる体制が整っています。
操作で迷ったときなどもすぐに対応してもらえるため、スムーズに運用しやすいことが特徴です。
これらが有料・無料のメール配信システムの特徴です。
絶対に外せないメール配信システムの条件とは
メール配信システムを利用する上での、基本的な用語や機能についてご説明しました。
次は、これだけは外せない配信システムの3つの条件を専門家目線でご紹介します。
配信システム選定の際にぜひ参考にしてみてください。
配信量と料金
まずは、自社の予定配信量や予算に合わせた配信システムを選ぶことが大切です。
月間の配信量や登録のアドレス数に応じて、料金設定はシステム提供各社異なっております。
月間の配信通数の見積り方法は、後述します。
到達率を高める対策をしているか
メール到達率を数値で正確に測ることは難しいため、メールが未到達になるのを防止する機能は十分であるかを判断基準にしましょう。
具体的な機能は下記などが挙げられます。
- 複数の配信サーバーから分散して送信
- スパムと判定されない量・間隔での送信
- SPFやSenderID、DKIMによる送信ドメイン認証の設定
配信システムによって配信量や間隔のチューニングは自動か手動設定かも異なるので、契約前に確認しておくと良いでしょう。
HTMLメールを送れるか
HTMLメールはHTML形式(Webページを作るための言語形式)で作成されたメール形態です。
画像や動画の挿入をしたり、文字の色を変えたり、見出しの大きさを自由に変えることが可能です。
多くのメール配信システムでは、簡単にHTMLメールを作成できるエディター機能やデザインテンプレートが搭載されているので、初心者の方でも挑戦しやすいです。
HTMLメールとテキストメールのメリット・デメリットやメールマガジンの基礎知識については下記の記事で詳しく解説していますも参考にしてみてください。
月間の配信数ごと|おすすめのメール配信システム
まずは、最初に紹介した20社のメール配信システムを「月の配信数」に視点を置き、おすすめのサービスを紹介します。
月の配信数が1万件以下におすすめのメール配信システム
月の配信数が1万件以下と比較的少ない場合は「月額費用」などのランニングコストを中心に考えるのがおすすめです。
ランニングコストを中心に考えると、さぶみっと・オレンジメール・blastmailがおすすめです。
さぶみっとは「とにかく低価格でサービスが使える」という点が魅力的であり、業界最安クラスの料金を実現しています。
また、オレンジメールも同様で、月額費用が3,000円以下とコストパフォーマンスに優れたサービスです。
blastmailは法人におすすめのサービスとなっており、18,000社以上の取引実績がある安心のサービスとなっています。
いずれのサービスもランニングコストを抑えられる点が強みとなっており、配信数が少ない方におすすめです。
月の配信数が10万件以下におすすめのメール配信システム
月の配信数が10万件以下の場合は、コストパフォーマンスのみならず、サポート体制やAPIなどを重視したいケースも考えられます。
また、「リストは多くないが、配信回数が多い」というケースもあり、柔軟に複数のサービスを比較していきましょう。
配信量に応じて料金の支払いをすればよいサービスとしては、配配メールが挙げられます。
使った分だけの従量課金制のため、月間の配信数が10万件以下で月ごとに変動がある場合は配配メールがおすすめです。
月10万件以下の規模かつAPIが利用できるサービスとしては、sendgridが挙げられます。
月額費用が安いサービスではAPIを使えないこともありますが、sendgrid であれば月額3,000円にもかかわらずAPIが使えるという点が強みです。
リスト数によって支払い金額が決まるサービスを探している場合は、メール商人がおすすめです。
月間の配信数は無制限のため、「リストは少ないが何回も送信したい」という場合は、メール商人を検討してみてはいかがでしょうか?
厳選したメール配信システムおすすめ20選
では、専門家による20のおすすめメール配信システムをご紹介いたします。
ページの最初にご紹介した価格表と見比べながら、各サービスの特徴を把握していきましょう。
到達率とコスパのオレンジメール
メルマガ配信初心者にまずおすすめなのが、オレンジメールです。
低価格なのに到達率を高めるための対策もきちんとされているのもポイントが高く、その対策としては以下の4点などが挙げられます。
- エラーメール自動クリーニング機能
- エラーメールの自動配信停止
- 定期的なIPアドレスの交換
- 迷惑メール報告者のメールアドレスへの配信禁止
ただしHTMLメール機能はなく、独自サーバーもないので、初めてメール配信システムを利用する方や、必要最低限の機能さえあれば十分という方に向いている配信システムでしょう。
BtoCに強いBenchmark Email
引用元:https://www.benchmarkemail.com/jp/
Benchmark Emailはドラッグ&ドロップの簡単作業でHTMLメールを作ることができます。
メルマガ用デザインテンプレートが500種類以上用意されており、簡単にデザイン性のあるメルマガを作成ができるのが魅力。
一見、設定や操作が比較的難しいため、企業であればIT担当者がいないと使いこなすのは難しいかもしれません。
値段も高めなので、機能を持て余してしまわないか契約の前に検討しておくべきです。
独自サーバーのMyASP
MyASPの最大の強みは、独自サーバー、独自IPアドレスを持つことです。
「別のユーザーがスパムメールを送っていることで到達率が下がってしまう」などの影響を受けることがなく、質の良いコンテンツ配信をしていくことで到達率が上がっていきます。
複数のメルマガを作成したり、ステップメールなどの数を増やすと課金されるシステムをとっているため確認が必要ですが、機能を使いこなせると強い味方になるでしょう。
20年以上のノウハウで高い到達率を実現 AutoBiz
AutoBizは20年以上の運営実績を持つサービスで、低価格かつ高い到達率を実現しています。
メールアドレスのリストを用いてLINE友だちの連携ができることも特徴で、1つのプラットフォームに依存しないマーケティング戦略に取り組めるのも嬉しいポイントとなっています。
スーパーライトのプランであれば月額1,980円からメール配信を始めることができるうえ、メールフォーム機能まで利用できることから、月間10万通以下で検討している方にもおすすめのサービスとなっています。
法人ならblastmail
企業向けのメール配信システムといえば、まず名が上がるBlastmail。
毎時280万通という高速メール配信を実現し、シンプルな操作でHTMLメールも簡単に作成できることも人気の秘訣です。
キャリアブロックを自動的に検知する仕組みを採用し、到達率向上のための対策も十分にしています。
サポートが手厚い配配メール
サポートが手厚い配配メールは、メール配信初心者でも安心して使える、頼れるアフターフォローに充実しています。
料金は少々高めなのがネックですが、アドレスの数で料金が変わるシステム。どれだけのメールを送っても定額なのは魅力です。
スパムメール判定されないための対策をきっちりとっているのも安心。
複数IPアドレスによる分散配信、エンジニアによる配信調整、迷惑メール業者の排除で高い到達率を実現しています。
システム連携に強いSendGrid
引用元:https://sendgrid.kke.co.jp/
世界中で8万アカウントの導入実績のあるアメリカのメール配信システムのSendGrid。
AWSやHerokuHAROKUなどのユーザー数が多いサービス・プラットフォームとのシステム連携に優れています。
日本での到達率は99%を実現している言われるほどで、その対策方法は、独自のブロックリストを保持、バウンスした宛先に再送しない、固定IPの設定と自動ウォームアップ、オプトアウトリンクの自動生成などが挙げられます。
セキュリティーならWEBCAS e-mail
引用元:https://www.webcas.jp/email/
WEBCAS e-mail最大の強みはセキュリティがしっかりしていることで、多くの顧客情報をもつ大企業からも信頼を獲得しています。
到達率を高めるための具体的な施策はこちら。
- サービス提供前に審査を徹底して行い、迷惑メールを大量配信するなどの悪質な運用をする企業へのサービス提供は断る。
- IPレピュテーションを高めるため、専任技術担当者がメールの到達率を常時監視し、様々な調整を実施。
- 同一サーバー内に過度なユーザーを詰め込まない、適切なエラーメール処理を行う、SPF設定を呼びかける。
導入環境にこだわりがある場合やオンプレミスで運用したいならClickM@iler
引用:https://www.clickmailer.jp/
Click M@ilerはSaaS・オンプレミス・プライベートクラウドの3種類でサービスを提供しています。一般的な個人・企業のメール配信であれば基本的なセキュリティ対策で問題ありませんが、銀行や証券会社など、強固なセキュリティを必要とする会社でメール配信システムの導入を検討している場合はClick M@ilerがおすすめです。
オンプレミスでの運用にも対応しているため、外部へ情報を開示せずにメール配信を行うことも可能であり、きらぼし銀行・SBIホールディングス・ANAなど大手企業を中心に導入されているのが特徴です。初期費用・月額費用どちらも比較的高くなりますが、強固なセキュリティを求める方は検討してみるとよいでしょう。
APIやCMSなど既存システムとの親和性を求めるならMAIL PUBLISHER
引用:https://emberpoint.com/service/mailpublisher/smart-edition/
MAIL PUBLISHERは「システム間の連携」に着目して開発されたメール配信システムです。
後付け機能ではなく最初からコンセプトにして開発が行われているため、CMSやECシステムなどと強固な連携が可能なうえ、各種APIにも対応しています。半分以上のユーザーがこのシステム連携機能を活用しており、幅広くかつ深度のある高度なマーケティングを展開できるようになるのがMAIL PUBLISHERの特徴です。
既存の機能・アプリケーションを変えずにメール配信機能を改善できるため、他サービスにて多くのデータが蓄積されている方は検討してみるのがおすすめです。初期費用・月額費用は他サービスと比べるとやや高めですが、便利な機能が使える点が魅力的です。
安心・安全のメール配信システムを求めるならめる配くん
引用:https://www.meruhaikun.com/
める配くんは2002年のサービス開始以降、システム障害等を起こすことなく無事故でサービス提供を続けています。ファイアウォールなどの基本的なセキュリティ対策はもちろん、プライバシーマークの取得により、内部流出の対策も徹底されており、安全性の高いメール配信システムを求めている方におすすめのサービスとなっているのが特徴です。
値段も業界最安レベルとなっているため、個人事業主やスタートアップの会社でも導入しやすいメール配信システムとなっています。
配信数に合わせたコストの最適化をしたいならWiLL Mail
WiLL Mailは月額の最大配信数によって細かく料金が設定されており、10,000通~1,000,000通まで20段階に分かれています。月額の配信数によって適宜最大数を変更できるため、残数を余すことなく使い切れるのが嬉しいポイントです。
「最低限のプランを契約したが余りそう・余っている」という方は、WiLL Mailへの乗り換えによってコスト削減できる可能性もあります。ぜひ一度、確認してみるとよいでしょう。
メール配信以外の機能も使いたいならSPIRAL
引用:https://www.spiral-platform.co.jp/service/spiralv1/
SPIRALはメール配信システムのみならず、申込みフォームの作成やイベント予約管理・会員サイト構築なども含めた様々な機能が使える開発プラットフォームです。初期費用が10万円・月額費用が5万円からと一見高額に見えますが、多くの機能を備えている点を踏まえると、複数サービスを契約するよりも安く済む可能性があります。また、導入企業も13,000社を超えており、セキュリティ面も安心して使えるのも嬉しいポイントです。
メール配信のみで見ると値段が高く付きますが、それ以外のシステムも用意したい場合はSRIRALを検討してみるとよいでしょう。
顧客管理システムも併せて使いたいならkreisel
kreiselはSPIRALと同じように、メール配信システムだけではなく顧客管理システムも併設されたプラットフォームです。Kreiselは「クライゼル」・「クライゼルライト」の2プランを用意しており、いずれのプランでもメール配信を行うことができます。API連携を行わないことやデータベースの内容が膨大でなければ、メール配信は「クライゼルライト」で問題なく、初期費用無料・月額1万円固定で利用が可能です。
一般バージョンの「クライゼル」はSPIRALと料金がほぼ同じであるため、その他機能面やサポートで比較をするとよいでしょう。
BtoCかつ高品質のサポートを求めるならCuenoteFC
CuenoteFCはGmailやYahooメール・キャリアメールへの到達率が高いことを強みとしており、BtoCにおけるメール配信におすすめのメール配信システムです。毎日新聞やアサヒビールなどの大手企業にも採用されており、月額費用も比較的安い点も嬉しいポイントです。
サポートはメール・電話で対応しており、問い合わせから1日以内の回答率が99%となっています。操作方法はもちろん、APIの技術支援に関する問い合わせにも対応しているため、機械操作が苦手な方や手厚いサポートを求める方におすすめのメール配信システムです。
自治体向け・学校向けのメール配信システムならすぐメール
すぐメールは個人向けではなく自治体向けの「すぐメール Plus+」と、学校向けの「すぐーる」をラインナップしています。自治体では500以上・教育機関では9,000以上の導入実績があり、これら2ジャンルであれば業界トップクラスの導入数となっています。自治体向けもしくは、学校向けのメール配信システムを探している場合は是非検討したいメール配信システムです。
とにかく値段を抑えてメール配信を行うなら|さぶみっと!
引用:https://www.submit.ne.jp/mail
さぶみっと!はコスト削減を最優先にメール配信を行いたい場合におすすめのメール配信システムです。今回紹介しているメール配信システムの中でも2番目に月額費用が安いうえ、どのプランにしても初期費用は無料です。
「初期費用(0円)+月額費用」を足した初回決済でかかる費用は12,000円(6ヶ月の最低契約)となっており、値段のみであれば他サービスよりも破格です。ただし、月額配信数の上限は50万通となっており、それ以上は要問合せとなります。
配信数が比較的少ないスタートアップや個人事業の方などは、初期費用を圧倒的に抑えられるさぶみっと!がおすすめです。
APIが使えるかつコスパのよいメール配信システムならsendgrid
引用:https://sendgrid.kke.co.jp/
sendgridは月額の利用料金が比較的安く、なおかつAPIが利用できるメール配信システムです。無料プランも用意されており、日数の縛りが無いため、配信数が少ない場合は無料で使い続けることも可能となります。
機械に詳しくない方はもちろん、エンジニア向けにも機能をカスタマイズできる設定が用意されており、幅広い利用ニーズに対応できるメール配信システムとなっています。月額費用が安いメール配信システムの場合、API機能がないケースもあるため、APIを使え、かつコスパも意識していきたい場合はsendgridがおすすめです。
綺麗なHTMLメールを作りたいならCombz Mail PLUS
Combz Mail PLUSはHTMLメールの機能を標準搭載しており、直感的な操作でメールを作れるのが特徴です。HTMLメールのテンプレートも約20種類用意されており、場面に合わせて簡単にカスタマイズすることができます。テンプレートは無料公開されておりコピペで使えるため、難しい操作が苦手な方でも簡単に画像付きの綺麗なHTMLメールが作れてしまいます。
サポートサイトにも力を入れており、基本操作以外のtipsも多く掲載されているのが嬉しいポイントです。
リスト数に応じて細かくコストの最適化をしたいならメール商人
メール商人は配信数ではなくリスト数で月額の料金が決まっており、15,000件までは1,000件刻みでプランを選択することができます。逆に、月の配信数は無制限のため、何度メールを送っても定額で使えるのは嬉しいポイントです。
国外事業者向けにもサービスを提供しているため、国外に本社がある場合などでも申し込みが可能となっています。
英語に抵抗がなければ圧倒的なコスパのmailhimp
英語のドキュメントや解説に抵抗がなければ、コストパフォーマンスに優れているmailchimpもおすすめです。
1ヶ月の配信量が1,000通以下であれば無料プランで十分ですし、配信数が大幅に増える有料プランでも月額3,000円代とお得です。
しかし、ドキュメントや製品が完全に英語のため、複数人でサービスを利用する場合には注意が必要となります。
複数のプラットフォームでクロス配信するならエキスパ
エキスパはメールのみならず、LINE・SMSのクロス配信が可能なメール配信システムです。従来のような「メールアドレス登録→LINE登録」ではなく、LINEの回答からメールアドレスを登録したり、SMS経由でLINEへ促したりと、メールを軸にしない柔軟なマーケティングを展開できる点に強みを持っています。
顧客の動きに合わせて最適なアプローチができるシステムを探している場合は、エキスパがおすすめです。また、LINEの配信数が無制限である点も大きなメリットです(LINEは配信数に応じて料金がかかるため)。
無料で使えるメール配信システム一覧
以下の表は、無料で試せるおすすめメール配信システムの比較表です。
無料で試す際の条件や期間、無料プランの有無をまとめたので、メール配信システム選びの参考にお役立てください。
無料プランや無料トライアルのあるメール配信システムであれば、費用を払って契約をする前に自身に合っているか見極めることができます。
無料お試し条件 | 無料プランの有無 | ||||
配信量 (通/月) | 登録件数 | 無料期間 | 効果測定 機能 | ||
オレンジメール | 無制限 | 2,000 | 30日 | ◯ | ◯ |
Benchmark Email | 250 | – | 無制限 | ◯ | – |
める配くん | 500 | 120 | 無制限 | ◯ | – |
Zoho Campaigns | 6,000 | 2,000 | 14日 | ◯ | ◯ |
メールdeコネクト | – | 100,000 | 無制限 | ◯ | – ※基本無料 |
blastmail | – | 100 | 7日 | ◯ | × |
WiLL Mail | 1度に5通まで | – | 14日 | ◯ | × |
SendGrid | 12,000 | 2,000 | 無制限 | ◯ | – |
コンビーズメールプラス | 100 | 100 | 30日 | ◯ | × |
アクセスメール | 30 | – | 7日 | ◯ | × |
上記の配信システムは、無料とはいえ最低限の機能を使うことができるので、メルマガ運営の初期には十分です。
効果が感じられるようになってきたら、ステップメールや分析機能を追加できる有料コースに切り替えていくのがベストです。
ここからは、無料プランや無料トライアルのある以下の5サービスについて、更さらに詳しく解説します。
- オレンジメール
- Benchmark Email
- SendGrid
- blastmail
- める配くん
オレンジメール
オレンジメールは、大手企業や公共団体などといった幅広い業種で活用されており、全国で7万以上の導入実績があります。
操作が簡単で、導入から10分という短時間で配信できる手軽さや、コストパフォーマンスの高さが魅力のメール配信システムです。
ステップメール配信や絞り込み配信、独自ドメインの利用など、機能性の高さも特徴です。
そのため、操作性や配信効果を実感したうえで、有料版を利用するか判断できることがポイントです。
料金プランは登録件数に応じた定額制で、配信量に制限はありません。
また、半年間無料で利用できる、個人やサークルで利用する方向けの無料プランもあります。
ただし、無料プランは広告表示が入るため、企業での利用には注意が必要です。
動画マニュアルや100問以上のよくある質問への回答、メールによるサポートも受けられるため、安心して導入しやすいでしょう。
Benchmark Email
引用元:https://www.benchmarkemail.com/jp/
Benchmark Emailは、アメリカ発のメール配信システムです。
Benchmark Emailは、簡単な操作でHTML形式のメールを作成できることも魅力です。
500種類以上のデザインテンプレートが用意されており、簡単なドラッグ&ドロップ操作でおしゃれなHTMLメールを作成できます。
機能や受けられるサポートに制限はあるものの、無料で利用できる期間に制限はありません。
そのため、あわてずにじっくり検討したい方や、想定している配信量が少ない方におすすめです。
有料版は登録件数によってプランが選べ、配信量の制限がないため、必要に応じてアップグレードを検討するとよいでしょう。
SendGrid
引用元:https://sendgrid.kke.co.jp/
SendGridは、世界中で月間1,000億通以上のメール配信をサポートしている、メール配信システムです。
SendGridでは、月に12,000通までの配信が可能なフリープランが用意されています。
利用期間に制限がなく実際の操作や機能を体験できるため、期間を気にせずに配信効果や機能を確かめたい方におすすめです。
機能や配信量に応じたプランが豊富に用意されており、契約中はいつでも変更できます。
そのため、自社の配信状況に合わせたコスト調整が可能です。
blastmail
blastmailは、大企業や官公庁など1万8000社以上のさまざまな企業で活用されているメール配信システムです。
多くのマニュアルが必要なく、画面を見ながら直感的な操作でメール配信ができるため、初心者の方でも使いやすいでしょう。
7日間の無料トライアルでは、登録件数は100件に限られるものの機能の制限なく利用でき、事前の操作確認に活用できます。
費用は機能や登録件数に応じた月額制で、配信量に制限はありません。
メール配信でよく使われる機能に厳選しているため、低コストでの導入が可能です。
める配くん
引用元:https://www.meruhaikun.com/
める配くんは、シンプル操作で利用できるため、パソコンが苦手な方でも使いやすいメール配信システムです。
画像や文字装飾などを簡単に編集できる高機能HTMLエディタの利用はできませんが、それ以外の機能はほとんど利用できます。
配信メールに広告が表示されることはなく、利用期間に制限もありません。
2か月以上配信しない場合は、める配フリーのアカウントが自動消滅するため、注意してください。
メール配信システムとは大量かつ高速に一斉送信するシステム
そもそもメール配信システムとは、登録しておいたメールアドレスのリストを読み込み、大量のメールを高速で一斉送信するシステムです。
メールを一斉送信した時に伴う、メールが届かない、迷惑メールと判断されるなどのトラブル回避に役立ち、メルマガ運営やメールマーケティングを効果的に行えるようにします。
クラウド型とオンプレミス型(インストール型)の2種に分けられており、目的や欲しい機能によってどちらを選択するかも変わってきます。
低コストのクラウド型
クラウド型のメール配信システムとは、配信業者が所有しているサーバーにアクセスすることでメール配信を行うというものです。
場所や端末を選ばずに使えることも大きなメリットですが、カスタマイズをしようとしても制限が出てくることがあります。
そして自社の外部にデータを保存することでセキュリティ面ではオンプレミス型に比べて劣りますが、最近はセキュリティの向上も進んでいます。
セキュリティが強いオンプレミス型
オンプレミス型のメール配信システムとは、自社内にサーバーやソフトを用意することによってメール配信を行うもののことを指します。
全てを総合的に自社内で管理するため、全体的に自由度が高く、設定によっては他のシステムとの連携もできるので、より効果的なメール配信を行うことができるでしょう。
しかしながら、そもそも導入に時間と手間がかかってしまうことや、システム障害などが起きた時に自社内のみのリソースで解決する必要がある点で難易度が高いです。
何ができる?メール配信システムの機能
実際にメール配信システムを活用すると、どのようなことができるのでしょうか。
一つひとつの具体的な機能については次の章で詳しくお伝えするため、まずはメール配信システムの機能で実現できる全体像を把握しましょう。
メール配信システムには、大きく分けると以下の3種類の機能が存在します。
- 配信支援機能
- メール作成支援機能
- 効果検証機能
配信支援機能
メール配信システムでは、ユーザーごとにニーズに合わせた情報を届けられるよう、配信を支援する機能が充実しています。
ユーザーの属性情報や行動履歴を活用し、より効果的なメール配信が実現できます。
個人情報である大量のメールアドレスの管理をメール配信システムに任せられるため、人為的ミスによる漏洩やセキュリティ面でのリスク軽減に役立ちます。
メール作成支援機能
メールマーケティングは長期的な運用が必要となるため、メールの作成にかかる業務負担は少なくありません。
メール配信システムには、メールをより簡単に効率よく作成するための機能が搭載されており、作成者の手間を軽減できます。
HTMLメールの作成補助機能やユーザーの受信端末に合う表示に自動切り替えできる機能などを活用できるサービスもあります。
メール配信システムによって使える機能は異なるものの、活用することでメール作成がより便利になるでしょう。
効果検証機能
メール配信システムには、配信後のさまざまな効果を検証できる機能があるため、メールマーケティングの改善に役立てられます。
測定できる効果は、開封率やクリック率、コンバージョン率など、サービスによってさまざまです。
メール配信システムの基本機能一覧
メール配信システムの機能は、導入するサービスによって大きく異なります。
そのため、自社にとって必要な機能を理解し、その機能が搭載されているメール配信システムを選ぶことが大切です。
ここからは、多くのメール配信システムに搭載されている基本機能を紹介します。
一斉メール配信機能
一斉メール配信機能は、メール配信システムのメインと言える機能です。
登録したメールアドレスのリストに対して、一斉にメールを配信します。
実は、一斉配信した大量のメールをユーザーに届けることは簡単ではありません。
大量のメールを狙った日時に確実に届けるには、メール配信システム側で多くの対策を行う必要があります。
ステップメール配信機能
ステップメール配信機能は、特定のアクションを取ったユーザーに対し、あらかじめ作成しておいた複数のメールを段階的に配信する機能です。
ストーリー性のあるメールを段階的に届けることで、ユーザーの興味や愛着を時間をかけて育成していきます。
セグメント配信機能
セグメント配信機能は、配信リストのユーザーを条件で絞り込み、対象のニーズに適した情報を配信することを指します。
たとえば、「半年以内に購入したクリック率が高いユーザーに限定して特定の割引クーポンを配布する」といったプロモーションが可能です。
メール配信システムのセグメント配信を活用することで、ユーザーニーズに合わせた最適な内容のメールを届けられます。
HTMLメール作成機能
HTMLメールは、フォントの色や大きさを変えたり、画像や動画を入れたりできるメールの形式で、作成には基本的に専門知識が必要です。
しかし、メール配信システムのなかには、ドラッグ&ドロップ操作で簡単にHTMLメールを作成できる機能やテンプレートが豊富に搭載されているサービスもあります。
専門知識がなくても簡単にHTMLメールを作成できるため、HTMLメールで配信したい場合はHTMLメールの作成補助機能があるメール配信システムの活用がおすすめです。
その他のよくある機能
メール配信システムには、紹介したもの以外にもさまざまな機能があります。
よく活用される機能について以下の表に記載するため、自社に必要な機能を考えるための参考にしてください。
テンプレート機能 | 作成したメールをテンプレートとして保存できます。次に配信する際に加工して活用できるため、一から作成する手間を省けます。 |
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差し込み機能 | ユーザーの名前をメール本文に自動で差し込む機能です。バースデーメールなど、メールで特別感を演出できます。 |
メールアドレス・リスト管理機能 | ユーザー情報やメールアドレスを一元管理し、配信リストの追加・退会によるリスト削除などを自動でできます。 |
開封率・クリック率分析機能 | 開封率やクリック率といったメール配信の効果を分析します。配信するメールを改善し、効果を高めるための重要な機能です。 |
セキュリティ機能 | メール配信システムはユーザーの個人情報を管理するため、重要な機能です。アクセス制限や暗号化などでセキュリティを確保しています。 |
メール配信システムの仕組み
メール配信システムには、メールの配信速度を調節する機能や同じIPアドレスからメールが送られていると認識されないための仕組みが備わっています。
有益なコンテンツ配信をしても、相手に届かなければ意味がありません。メール配信システムを利用した方が、手動でメール配信をするよりも確実に相手に届けられるようになるのです。
メール配信システムを使うメリットと必要性
メルマガ配信を行う上で必須とも言えるメール配信システム。
利用することで得られるメリットをしっかりと理解し、配信システムの効果を最大限に発揮させられるようにしましょう。
ここでは以下の5つのメリットについてご紹介します。
- 到達率が高い
- ミスの防止になる
- セグメント配信で反応率を高められる
- セキュリティにより情報漏洩リスクを抑えられる
- 効果判定により効果的なアプローチができる
到達率が高い
メール配信システムを利用することで、メールがスパム判定されにくくなるので、読者への到達率が高くなります。
メールを大量に送ることにより、迷惑メールやスパムメールと認識され、相手のサーバーでブロックされてしまいメール自体が届かない可能性があったり、サーバーダウンの可能性があります。
まずは読者のもとにメールが届くことが大前提なので、到達率を高めるための施策を十分に行っているシステムを選ぶことが大切です。
ミスの防止になる
メール配信システムは、ミスによる大損害を回避するための最良の手段と言えるでしょう。
手動では、決まった日時に絶対にミスなくメールの配信ができるとは言えませんし、そのミスによって、大きな損害を生み出してしまうリスクもあります。
営業時間外でメールが配信できないとしても、読者にとって効果的な時間を狙って配信することができるのも大きな魅力です。
セグメント配信で反応率を高められる
セグメント配信を活用することで、メルマガを適切なターゲットを中心に配信できるので、反応率が高まります。
セグメント配信とは、読者の興味や関心そして居住地などにグループ分けをして、より的確な内容のメール配信をするというもの。
自動で選別と配信を行えるので、業務の手間も無駄な配信メールも減らすことができます。
セキュリティにより情報漏洩リスクを抑えれれる
情報漏洩は、メールの宛先ミスや外部からの不正アクセスなど、人為的なミスで起こりやすいと言われています。
ウイルス対策機能も多くのシステムに搭載されているため、セキュリティ面も安心して利用ができるでしょう。
個人情報などの漏洩は企業の死活問題になる可能性があるので、しっかりと対策をしておくべきです。
効果測定により効果的なアプローチができる
メール配信システムには効果測定ができる機能が備わっており、主に、メールの開封率や、URLのクリック率などの測定が可能です。
効果測定機能を駆使すれば、どの顧客に対してどんなアプローチを仕掛けていくべきなのか、やるべきことがより明確化され「メール配信の正解」への指針になってくれるでしょう。
見込み客へのアプローチのほか、「信頼関係の構築」や「長期的な売上への貢献」にも役立つのが、メール配信システムの良いところです。
効果測定ができることに加え、メールマーケティングを行うことで大きなメリットが得られます。詳細については、下記のページでも詳しく解説しています。
メール配信システムを使うデメリット
メール配信システムを利用するデメリットとしては以下の2点です。
- コストがかかる
- システムを使いこなすまでに時間がかかる
メール配信システムには便利な機能がある分、導入や運用に費用がかかります。
とはいえ、上記でも紹介したとおり無料で始められるサービスもあります。
また、新規でメール配信システムを導入する際は、操作に慣れるまでに時間がかかりがちです。
まずは自社のメルマガ配信量を把握した上で、無料もしくは低コストではじめられるサービスを選択し、使いやすさを確認しましょう。
メール配信システムの法律上の注意点
メール配信システムは非常に便利ではありますが、法律上の注意点もあります。
メルマガ運営をする上で、「特定電子メール法」への対応にも気を配っておかないと、法律違反をしてしまう可能性もありますので、注意が必要です。
以下に紹介する2点をしっかりと心がけましょう。
オプトイン方式で同意をもらう必要がある
オプトインとは、広告宣伝メールを受け取ることに関してあらかじめ読者から同意をもらうということです。
また、反対にオプトアウト=メルマガ解除も可能にしておく必要があり、解除方法はメール内に分かりやすく毎回記載をしていることが一般的です。
オプトアウトをした読者には、それ以降メールは送ってはなりません。
オプトインとオプトアウトに関しては下記の記事で詳しく解説していますのでご覧ください。
>>オプトイン、オプトアウトを初心者にもわかりやすく解説します
必要事項を記載する必要がある
広告宣伝メールを受け取る読者が、送信元の情報を把握するために、メルマガ送信者には以下の4つを必要事項としてメール内に記載することが義務付けられています。
- 送信者の氏名または名称
- 受信拒否ができる旨の通知
- 送信者の住所
- 苦情や問合せの受付先
この4つが記載されていないままメールを配信してしまうと、法律違反になってしまうので気をつけておきましょう。
メール配信システムの効果測定に必要な8つの指標
より効果的なメルマガ配信をしていくために、メール配信システムを利用して検証すべき指標は下記の8つになります。
- クリック率
- 開封率
- コンバージョン率
- エラーメール率
- オプトアウト率・解約率
- メルマガ新規登録数
- メルマガ配信直後の反応
- ページ直帰率
メルマガ配信の反応が良くならないと悩んでいる方は、これらの要素を確認して改善検証(PDCA)を行ってみましょう。
読者の反応を検証することで問題点が浮き彫りになってくるので、次の対策も取りやすいです。
メールを送りっぱなしにしてしまうと、読者との距離が離れてしまっていることにも気づかないままになってしまうので、効果測定は常に行なっていけるのが理想的です。
データリサーチの目安や上記の8つの指標について詳しく解説している記事はこちら。
>>メルマガの効果測定を売上UPにつなげる重要指標(KPI)8選
しっかり比較した上で自社に合うメール配信システムを選ぼう
ご自身の求めているメール配信システムは見つかりましたでしょうか。
基本的な機能だけをみると各社さほど大きな差はありませんが、それぞれのシステムの強みや機能の範囲は異なります。
まずはシステム導入の目的を明確にし、その後に使い勝手や予算に見合ったシステムを比較検討してみてください。
オレンジメールの無料トライアルは、必要な機能がすべて揃って30日間お試しできます。
操作もシンプルで簡単なので、メール配信システムを初めて利用する方はぜひお試しください。