【最新】フリーメールやプロバイダーのメールアドレスからのメールは届かなくなりました。
差出人(From)に、Gmail、Yahoo!メール、Outlook.com・Hotmail、iCloudメールなどのフリーメールサービスや、OCN、@nifty、BIGLOBE、So-net、ぷららなどのプロバイダーのメールアドレスを設定していると、あなたが書いた大切なメールは、読者に届かなくなっています。
2026年8月現在、当社では次のような事象を確認しています。
1,000通配信して、800通がブロックされる
配信内容にも読者リストにも問題はありません。差出人にフリーメールやプロバイダーのメールアドレスを設定している、ただそれだけで起きています。
対象となるのは、次のようなメールアドレスです。
| フリーメール | Gmail(@gmail.com)/Yahoo!メール(@yahoo.co.jp)/Outlook.com・Hotmail(@hotmail.com、@outlook.jp)/iCloudメール(@icloud.com、@me.com) |
| プロバイダーのメール | OCN(@ocn.ne.jp)/@nifty(@nifty.com)/BIGLOBE(@biglobe.ne.jp)/So-net(@so-net.ne.jp)/ぷらら(@plala.or.jp) |
| 携帯キャリアのメール | ドコモ(@docomo.ne.jp)/au(@au.com、@ezweb.ne.jp)/ソフトバンク(@i.softbank.jp、@softbank.ne.jp) |
※上記に限りません。ご自身で取得した独自ドメイン以外は、すべて対象とお考えください。会社や団体で取得しているドメインであれば、独自ドメインにあたります。
これは、オレンジメールの制限ではありません
最初にお伝えしたいことがあります。
これは当社が厳しくしているのではありません。どのメール配信サービスをお使いでも、まったく同じことが起こります。受信する側(Gmail、Yahoo!メール、Outlook.com、iCloudメール、各プロバイダー)が定めたルールだからです。配信サービスを乗り換えても解決しません。
「うちの配信サービスでは何も言われないけれど?」
それはお知らせしていないだけで、実際には届いていない可能性が高いです。
届かなかったメールの多くは、送信者に通知が返りません。迷惑メールフォルダに振り分けられた場合はもちろん、受信を拒否された場合ですら、エラーとして送信者の手元に戻ってこないことがあります。
「エラーが出ていない=届いている」ではありません。何も表示されない配信サービスは、警告する機能を持っていないか、警告していないだけです。
一斉送信をする以上、これはインターネット共通のルールです。
なぜ、こうなったのか
フィッシング詐欺が急増し、国が動きました
警察庁によると、2025年上半期(1〜6月)のフィッシング報告件数は119万件を超えました。実在する企業やサービスを装ったメールで偽サイトへ誘導し、IDやパスワードを盗む手口です。
この状況を受け、総務省は2025年9月22日、携帯大手4社とインターネット関連業界団体に対し、迷惑メール対策の強化を要請しました(日本経済新聞の報道)。事業者ごとに対策のばらつきがあるため、有効な対策を共有し徹底するよう求めるものです。
受信側各社が、なりすまし対策を必須化しました
Google(Gmail)、LINEヤフー(Yahoo!メール)、Microsoft(Outlook.com・Hotmail)、Apple(iCloudメール・me.com)といったメールサービス各社、そしてOCNなどのインターネットプロバイダーは、その対応を迫られています。
そこで求められるようになったのが、送信ドメイン認証(SPF/DKIM/DMARC)です。「このメールは、名乗っているドメインの持ち主が本当に送ったものか」を受信側が機械的に検証するしくみです。
Gmailの場合、すべての送信者にSPFまたはDKIMが必須、1日5,000通以上を送る一括送信者にはSPF・DKIM・DMARCの3つすべてが必須とされています。
Googleは、フリーメールを差出人にすることを「なりすまし」と明言しています
Googleのメール送信者ガイドラインには、避けるべき行為として次の項目が挙げられています。
なりすましと表示名
以下のような表示名の付け方は、なりすまし行為に該当するため避けてください。
- 一括送信メールの表示名に @gmail.com ドメインを使用する
(出典:メール送信者のガイドライン|Google)
理由は単純です。@gmail.com を名乗っているのに、Gmailのサーバーから送られていないからです。メール配信システムから送る以上、送信サーバーはGmailではありません。受信側から見れば、これはスパマーの手口とまったく同じ形をしています。
これはGmailに限りません。他のフリーメールサービスも、インターネットプロバイダーも同様です。
2025年11月から、Gmailは取り締まりを強化しています
Googleは、2025年11月以降、要件を満たさないメールへの措置を強化すると公表しています。一時的な拒否だけでなく、恒久的な拒否も含まれると明記されています(メール送信者の要件に関するよくある質問|Google)。
当社に寄せられるご相談を見ても、2026年に入ってから、届かない事例が目に見えて増えています。
フリーメールのドメインは、迷惑メール配信者にも使われています
無料で取得できるフリーメールは、スパムなどの悪質な配信にも大量に使われています。同じドメインを共有している以上、受信側の迷惑メール対策によって、あなたのメールも自動的に迷惑メールと判断される可能性があります。
では、どうすればいいのか
一斉送信には、独自ドメインのメールアドレスが必須です
自分のドメインからメールを送り、そのドメインに送信ドメイン認証を設定することで、なりすましではなく、自分が送っていることを証明できます。
やることは次の3つです。作業時間は、既存の設定がない場合で15分程度です。
- 独自ドメインのメールアドレスを用意する
すでにお持ちであれば、新たに取得する必要はありません。お持ちでない場合は、独自ドメイン代を含めて月300円ほどから取得できます。
ドメイン取得サービスの例:お名前.com https://www.onamae.com/clever/addresscreate/ - そのドメインに、SPF・DKIM・DMARCを設定する
DNSに3つのレコードを追加するだけです。オレンジメールの場合、追加後は配信のたびに自動で認証が有効になります。 - そのアドレスだけを、差出人アドレスに使う
オレンジメールの「発行者メールアドレス」に、用意した独自ドメインのアドレスを設定します。
▶ 設定手順はこちら:GoogleやYahoo!、Microsoft、Appleのメール送信ガイドライン対応とSPF,DKIM,DMARC設定について
なお、普段お使いのメールアドレスと、一斉送信用のアドレスは分けることを推奨します。一斉送信は、どうしても一定数「迷惑メール」ボタンを押されます。名刺やお問い合わせ窓口と同じドメインで配信していると、その影響で普段のメールまで届かなくなる可能性があるためです。サブドメイン(例:news.yourdomain.com)を使えば、追加費用なしで分けられます。
すでに届かなくなっている場合は
読者の迷惑メールフォルダに振り分けられていることが分かった場合は、読者に確認をお願いしてください。解除の方法は各社が案内しています。
また、オレンジメールでは到達率向上対策として、何らかの原因でメールが受信できなかった読者様を自動的に配信停止しています。届かないメールを送り続けると、悪質な配信者と認定され、ドメイン全体でメールが届かなくなる原因となるためです。
まとめ
あなたのメールを確実に届けるために、いま必須になっていること。
① 独自ドメインを用意する。② そのドメインに送信ドメイン認証(SPF/DKIM/DMARC)を設定する。③ そのアドレスだけを差出人アドレスに使う。
たったこれだけで、あなたのメールが意味もなくブロックされるのを防げます。安心して配信できるようになります。
まずは、設定が正しくできているかチェックしてみてください。
▶ 送信ドメイン認証かんたん設定:設定できているか確認
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